Debian9(LXDE)では、「時刻と日付」が手動設定になっていて、インターネット上のサーバと同期をとる設定になっていませんでした。
今までの経験上、意外とPCの「時刻と日付」はずれが発生しやすく私が会社で使っていたPCも気がついたら10分近くずれていることがありました。
そこで、NTPを使ってインターネット上のサーバと「時刻と日付」の同期をとる設定を行いました。
NTPとは
NTP (Network Time Protocol)とは、ネットワークに接続された機器の時刻を同期するための仕組み(プロトコル)です。
今回の場合は、インターネット上に公開されているサーバにNTPで接続して「時刻と日付」の同期を行います。
NTPのインストール
Debian9(LXDE)では、デフォルトでNTPがインストールされていなかったため、まずはNTPをインストールを行います。
Synapticパッケージマネージャを起動します。
画面上部の[検索]をクリックします。
「検索:」欄に「NTP」と入力し[検索]ボタンをクリックします。
検索された一覧の中から、「NTP」を選択し右クリック、[インストール指定]をクリックします。
「NTP」をインストールするにあたり、「libopts25」も必要とのことなので、[マーク]ボタンをクリックします。
画面上部の[適用]をクリックします。
下記の確認ダイアログが表示されるので、[Apply]ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、下記ダイアログが表示されるので[クローズ]をクリックします。
以上で、NTPのインストールは完了です。
時刻と日付の設定
NTPを使って、「時刻と日付」を同期するように設定します。
「左下のメニュー→設定→時刻と日付の設定」をクリックします。
「時刻と日付の設定」ダイアログが表示されるので、[Unlock]ボタンをクリックします。
「設定:」欄で、「インターネット上のサーバと同期させる」を選択し、「Lock」ボタンをクリックします。
以上で、時刻と日付の設定は完了です。
まとめ
Debian9(LXDE)で、NTPの設定がデフォルトで有効になっていないのは少し驚きでした。
てっきり、「時刻と日付」は自動で同期されていると思い込んでいたのですが、たまたま設定画面をいろいろと開いている時に自動同期になっていないことに気がつきました。
今回、NTPの設定を行ったのでこれからは「時刻と日付」のずれを心配することもなくなり安心です。
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