デスクトップPCにて、「ATA6.00 :SRST failed(errno=-16)」エラーが出力されるようになりました。
これを解決するのに思いのほか苦戦し、やっとエラーを解消することができたので、その顛末を書きます。
現象(初期)
PC起動時に、「ATA6.00 :SRST failed(errno=-16)」エラーが表示されるようになりました。
ただし、エラーが最初に出始めたころは、このエラーが出たからといってPCが起動しないというわけではなく、普通に使えていました。
現象(中期)
しばらくすると、何回かに1回PCの起動に失敗するようになりました。
起動に失敗している原因は、起動するためのディスクが見つからないというもの。
OSがインストールされているHDDが認識できていないようでした。
しかし、そこで何回かPCの再起動をするとなんの問題もなく立ち上がりました。
起動するときはちゃんと起動するので、HDDが壊れたわけではないようでした。
現象(末期)
頻繁にPCが立ち上がらない症状がでるようになりました。
あれこれ試しているうちに、システムドライブとして使用していたHDDが壊れました(別PCにつないでもまったく使えず)。
そこで、別のHDDを持ってきて、OSを入れ直したものの、エラーメッセージが消えません。
何回も再起動すると、たまたまうまくOSが起動することもあったのですが動作が非常に重く、デスクトップが立ち上がってくるまでに20〜30分くらいかかることもありました。
原因と対策
OSの再インストール、ケーブルの抜き差し、HDDの交換を試しましたが、根本的な解決にはならず。
特にやっかいだったのが、現象が100%いつでもでるというわけではなかったことです。
同じ構成でエラーになることもあれば、うまく起動してしまうこともあるという状況だったので切り分けが難しかったです。
末期の状態になり、ようやくエラーが頻繁に出るようになったため、HDDを替えたり、使うポートを替えたり、ケーブルを替えたりしてみたところ、ついに原因が判明しました。
使っているSATAケーブルに問題があったようです。
OSをインストールしている方のHDDに特定のSATAケーブルを使ってマザーボードに接続していると、エラーが発生しました。
試しに別のケーブルを持ってきてつないだところ、エラーが出力されることはなくなり、PCも正常に起動するようになりました。
まとめ
ケーブルの問題とは盲点でした。
メッセージからHDDの不良だろうと考えていたのですが、どうにも解決できず、いよいよこのPCも寿命かと思ったのですが、ケーブル1本で解決でき、終わってみればたいしたことはありませんでした。
ケーブルの接触不良は疑ってケーブルの抜き差しまでは早い段階でやったのですが、ケーブル自体の交換までは考えがまわらず、解決に時間がかかってしまいました。
※「HDD2台+DVDドライブ1台」に対して、持っていたSATAケーブルが3本。予備を持っていなかったので、この3本をいろいろつなぎ替えたりしていたのですが、1本がNGなケーブルだったのでどうつないでもどこかおかしかったのでしょう。
・PC自作するなら、予備のケーブルくらい持とう
・HDD1台だけの最小構成で起動確認しよう
当たり前のことのようですが実際にはできていなかったりわけで、反省です。
動いてよかった!
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