Windows10をやめてLinux Mintにしたら快適だった!

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10/19にWindows10のパソコンを使おうとしたら、起動時にWindowsUpdateが実行されました。

しばらく待っていたのですが、完了までにすごい時間がかかり2時間くらいたってやっとWindowsのログイン画面が表示されました。

タイミングとかかった時間から考えて、Fall Creators Updateが適用されたのだと思われます。

ここまでは良かったのですが、大問題発生です。

ログインしてみると、真っ黒い画面にマウスカーソルのみが表示されるだけでした。

キーボードを押してもマスクをクリックしても特に何も起こりません。

Ctrl+Alt+Delは反応したのですが、タスクマネージャーをクリックしても何も表示されません。

できたことは、右下に出ていたメニューからシャットダウンできたことくらいです。

インターネットで調べて見たところ同じような症状は見つかったのですが、私のWindows10を回復させることはできませんでした。

パソコンを使おうと思って電源を入れたらWindowsUpdateに2時間もまたされたあげく、真っ黒い画面にマウスカーソルのみで使えないというMicroSoftさんにはやられました。

 

Windows10を使うのをやめる

私はもともとwindows7を使っていたのですが、MicroSoftの無償でWindows10にアップグレードできるという期間にWindows7⇒Windows10にしました。

正直、Windows10は使いにくいなあと思っていたのですが、Windows7のサポートもいつかは切れてしまうので無償でアップグレードできるならいいかと思って使っていました。

しかし、今回の件でWindows10を使うのをやめることにしました。

パソコンが使いたい時にすぐに使えない、しかも2時間もまたされたあげくにトラブルが起きるという状況ではこれから先使うのに不安があります。

 

Windows10のかわりのOSを何にするか?

Windows10のかわりのOSの候補は、

  1.  Windows7
  2.  ChromeOS
  3.  Linux

が考えられました。

 

Windows7

もっとも無難な選択です。

Windows7のインストールメディアは持っているのでHDDを初期化してWindows7をクリーンインストールすれば良いわけです。

しかし、Widows10で痛い目にあったのでWindows7に戻るのは面白くないなあと思い今回はやめました。

 

ChromeOS

ChromeOSは、Googleが作成しているOSです。

通常は、ChromeBookというChromeOSがインストールされたノートPCを買って使うのですが、OS自体は無償でダウンロードできPCにインストールすることもできます。

以前、ChromeOSのライブUSBを作成して実行したことがあり、今回問題のPCでChromeOSが動作することは確認済です。

ChromeOSは動作が非常に軽く、シンプルで使いやすいのですが、アプリがすべてブラウザ(Chrome)で動作するという仕組みからできることが限られてしまいます。

シンプルで良い面はあるのですが、いろいろとやりたいこともあるので今回はChromeOSはやめることにしました。

 

Linux

今回は、Linuxをインストールすることにしました。

Linuxは少々難しいイメージがあるのですが、最近ではだいぶ使いやすくなってきています。

トラブルが起きた時を考えてなるべく情報量の多いLinuxを利用しようと考えてました。

Desktop用途で最も使われているのは、Ubuntuです。

UbuntuはDebianというLinuxディストリビューションから派生したLinuxで、使いやすく人気があります。

以前しばらく使ってみたことがあるのですが、Unityというデスクトップ環境が私は全くなじめず使いにくいという印象でした。

そこで、今回はUbuntuをベースに開発されているLinux MintのMATEエディションをインストールしてみることにしました。

 

Linux Mintの4つのデスクトップ環境

Linux Mintは、Ubuntuをベースに開発されているLinuxで最近人気が出ており、ベースのUbuntuを超える勢いの人気があるそうです。

Linux Mintには、4つのデスクトップ環境があります。

  1. MATE    Linux Mintのデフォルトのデスクトップ環境です。動作も軽く少々古いPCでも問題なく動作するようです。
  2. Cinnamon  高性能で最先端技術が備わっているデスクトップ環境です。高機能な分、動作は重いようです。
  3. KDE    KDEというデスクトップ環境を使いたい人向けです。
  4. Xfce    Xfceはシンプルで軽快な動作するデスクトップ環境です。古いPCで使う場合にはXfceが最も軽いので良いと思います。

私は、素直にLinux MintデフォルトのMATEエディションを選びました。

 

Linux Mintのインストール

Linux Mintのインストールは、下記を参照して行いました。

Linux Mint Japan   Linux Mint のダウンロード

少々めんどくさいのが、Linux Mintをインストールしただけでは日本語入力ができないことです。

Linux Mintをインストールしたあと、いくつかのコマンドを実行すると日本語入力ができるようになります。

その手順も上記のページに記載されています。

 

Linux Mint でWebを参照するとDNSエラーが発生する

Linux Mintをインストール後にWebを参照しようとしたところDNSエラーが発生してWebページがみれませんでした。

どうもDNSの設定がおかしいようです。

インターネットで検索したところ、同じ症状の人が何人か見つかり、以下の対処で解消することができました。

 

DNSエラーの解消手順

端末で、下記のコマンドを実行する

$ sudo vi /etc/NetworkManager/NetworkManager.conf

NetworkManager.confが表示されるので、「 dns=dnsmasq 」を削除またはコメントアウトする

 

まとめ

Linux Mintを利用し始めましたが、とても快適です。

設定の変更等もたいていはGUIのツールがあるので、コマンドをいちいち叩く必要もありません。

動作はWindows10よりも軽いように感じられます。

Windows10をやめて正解でした。今まではMicroSoftの戦略にはまり、なんとなくWindowsを使い続けて来ましたが、Linuxの自由さの方が私にはあっているようです。

 

コメント

  1. siksan より:

    はじめまして、
    私は仕事場や旅行用や家庭(家族)用及びバックアップ用など、
    6台のデスクトップとノート型を使っています。

    Windowsとは、ゲイツ氏がXpを停止すると宣言した直後にお別れし、
    当時本格稼働に入ったUbuntu(確か7.10)に変更しました。

    UbuntuがUnityを導入した10.10以後、LinuxMint-MATE(32Bit)を使っています。
    KDEは余計なお世話と私が感じる細かな設定がMicroSoft調なので、使い切れていません。

    MATE利用時間の大半はLibreOffice、つまり事務処理です。
    その他はメールとブラウザー巡り、ごくまれにPS2(古い)や付属ゲーム。
    Windows関連資料が開けない場合などはWineとVirtualBoxのお世話になります。
    家族たちはとっくに、Android携帯型が主流になっています。
    現在まで、ビデオなど画像処理を含めて、LinuxMintに不便を感じません。

    時々、Sinnamon、Xfceの新バージョンを試したりしますが、結局MATEに戻ります。
    Xfceはとても優秀だと思います。でもアイコン図柄を変えることが出来ません。
    デスクトップで自身の記憶しやすいアイコンを直感的に押すため、同じアイコン図柄では、間違えて押すことがありました。
    Cinnamonはみなさん仰るように、画像処理を楽しむことに長けていますが、重く、事務処理には向かないと考えました。

    LinuxMintが64Bit仕様に変更されるらしいことが今後の課題となりましたが、
    反MSになってしまった私がWindowsに戻ることはないでしょう。

  2. TOSHIO TOSHIO より:

    siksanさん

    はじめまして。コメントありがとうございます。

    Windowsはバージョンがあがるごとに使いにくさが増えていって、Windows10ではついに私も限界が来てしまいました。

    私の場合は、仕事で使用しているのはWindows7です(会社指定)。
    そのため、自宅のPCもWindowsにしていました。

    そのうち仕事のPCもWindows7⇒Windows10になるので早めに慣れておこうと、無料アップグレード期間にWindows10にしたのですが、使いにくくて・・・

    Windowsアップデートがうまくいかなかったことをきっかけに、Linux MintのMATEに思い切って変えましたが本当に正解でした。

    Windows10よりも圧倒的に使いやすいGUIで、すぐに慣れました。
    「これだよこれ」と思わず言ってしまうくらいです。

    共感してもらえる人がいて嬉しいです。
    私もWindowsに戻ることはないと思っています。

  3. ジィさま より:

     はじめて書き込み致します、古希過ぎのジジィです。
     汎用OSはCPMよりつかいはじめ、ハードは自作&OSは自分でインストール、の世界にいました。
     以前から純Debian系を使用していたのですが、今回18.10を期に完全に乗り換えました。
    こんなに素敵なシステムを作ってくださる若い方々に感謝するばかりです。
     私と一緒にあの世に行くのはどんなバージョンなのか、いまから楽しみです。
     老人にこんな楽しみを与えて下さる多くの皆さん、ほんとうに有り難うございます。
     感謝に堪えません。

    • TOSHIO TOSHIO より:

      ジィさま

      はじめまして。

      CPMは、はずかしながら初めて知りましたが、
      LinuxMintはとても使いやすく私も満足しています。

      WindowsやMACとは違い、なかなか多くの方が使うOSとはならないですが、
      ぜひもっと多くの人に使ってもらいたいOSです。

      これからどうな機能が開発されていくのか、楽しみですね!

  4. 植谷浩司 より:

    はじめまして。
    Windows11なんてとてもメインでの使用は考えられないし、最悪なWindows10からの移行、と言っても完全に捨てられずに困っていたら、という事情で大変参考にさせて頂いてます。感謝です。
    LinuxMintはとても使いやすく私も満足しています。
    そこで、現在メイン使用Windows10をそのままバックアップして、ハードそのままにて新規インストLinuxMintマシン(ホスト母艦)に、Windows10をそのままバックアップ版をそのままレストア仮想使用をしたいんですが・・・。
    御教授宜しく致したき次第です。

    • TOSHIO TOSHIO より:

      植谷浩司さん

      はじめまして。
      記事を見ていただき、ありがとうございます。

      私もWindows11はまだ手を出すつもりはなく、LinuxMintとWindows10を使ってます。

      Windows10のバックアップを仮想化したいとのことですが、以下の記事の手順を応用すれば可能なのではないかと思います。
      https://toshio-web.com/p2v-virtualbox

      ご参考にしてください。