私の30cmカクレクマノミ水槽ですが、底面ろ過と硝酸塩還元BOXのおかげで、小さい水槽ですが水質はとても安定しています。
しかし、少々気になるのがコケの発生です。
アンモニアと亜硝酸塩は底面ろ過で処理できており、硝酸塩は還元ろ過BOXで低い値を維持できています。
考えられるのはエサをやることで水槽内に蓄積されていく「リン酸塩」と、足し水と水換え時に使う水道水に含まれる「ケイ酸塩」です。
「リン酸塩」だけであれは、水換えを頻繁に行うことで減らすことはできるのですが、水換えを頻繁にすると、水道水の「ケイ酸塩」が大量に水槽に入ってしまうことになり、コケが増えてしまいます。
今は、イソギンチャクとカクレクマノミのみなので、水換えとコケ掃除でなんとかなっているのですが、将来的にはサンゴなども入れてみたいという思いもあり、よりよい水質にしたいと思っていました。
「リン酸塩」、「ケイ酸塩」を減らすには吸着剤が簡単!
「リン酸塩」、「ケイ酸塩」を減らす方法としては、吸着剤が考えられます。
水槽の水がよく流れるところに、規定量の吸着剤をセットするだけで、「リン酸塩」、「ケイ酸塩」を減らすことができます。
今回使用したのは、カミハタの2つの吸着剤です。
- カミハタ フォスフェイトリムーバー(リン酸塩 除去)
- カミハタ シリケイトリムーバー(ケイ酸塩 除去)
この2つを外掛けフィルターの空いているところに規定量詰めました。
30cm水槽なので、必要な量も少なく外掛けフィルターのスペースで充分です。
「リン酸塩」を吸着剤を入れる前と入れた後で計測してみました。
計測に使用したのは、「Red Sea」の「リン酸塩プロテストキット」です。
まずは、吸着剤の使用前。
「High range」で測定して、3.06ppm
続いて、吸着剤の使用後。
同じく「High range」で測定して、0.68ppm
水換えせず、餌もいつもどおりやっていたにもかかわらず、しっかりとリン酸塩の値が下がっていました。
まだ、少し値が高いので、吸着剤の量をもう少し増やして調整していきたいと思います。
「ケイ酸塩」については、試薬を持っていないので数字を見ることはできないのですが、茶ゴケの発生ペースが遅くなりました。
ただ、こちらもまだ茶ゴケが発生するので、もう少し吸着剤の量を増やした方が良さそうです。
※私の30cmカクレクマノミ水槽の場合、水量が少ないこともあり、規定量ではちょっと足りないようです。
カミハタの吸着剤
カミハタ フォスフェイトリムーバー
ファスフェイトリムーバーは、エサに含まれ水槽内に蓄積されていく、「リン酸塩」を除去する吸着剤です。
リン酸、窒素、カリウムと並ぶ、肥料3大要素の一つです。
「リン酸塩」が蓄積されると、水質が悪化しコケが増えやすくなります。
ファスフェイトリムーバーの主成分は活性アルミナで、「リン酸塩」を吸着します。
カミハタ シリケイトリムーバー
シリケイトリムーバーは、水道水に含まれる「ケイ酸塩」を除去する吸着剤です。
「ケイ酸塩」は、水道水を使って水換え、足し水を行っていると必ず水槽内に蓄積され、茶ゴケの原因になります。
シリケイトリムーバーの主成分は、アルミニウムオキサイドで、「ケイ酸塩」を吸着します。
まとめ
カミハタの吸着剤は、値段が手頃でありながら、しっかりと効果がありました。
吸着剤はどの程度効果があるのか不安があったのですが、しっかりと効果を確認できたので良かったです。
2〜3ヶ月ごとに交換が必要ですが、1瓶で私の30cmカクレクマノミ水槽には十分すぎるほどの量があるので、ケチケチせずに水槽の状態を見ながら、交換していこうと思います。
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