【決算書が読めないひとにおすすめ】世の中の真実がわかる! 明解会計学入門 著者:高橋洋一

決算書が読めない

決算書を読めたらいいなあと感じることがあります。

  • 仕事で今まで知らなかった会社の製品を使ってみたくなった時、「この会社の経営状況はどうなのだろう?」と思って決算書をみてもよくわからない。
  • プライベートで株式投資をやってみたことがありました。時期がくると株主向けに「前期の状況はどうだった。今期はこんな方針でやります」という資料がくるのですがこれをみても全然ぴんとこない。
  • そもそも自分が働いている会社の経営状況は本当のところどうなのだろうか? 毎年売上がいくらで損益がいくらという断片的な情報は知らされるけど、会社全体で見た時に健全な状態なのかがわからない。

私はIT関係の仕事で、5年ほど会計パッケージソフトの担当をやっていました。その際に日商簿記の3級はとったので最低限の基本的な知識はあるはずなのですが、その知識を持っていても決算書をどうみたらいいかがわからないのです。

 

本との出会い

テレビでこの人の話はおもしろいしわかりやすいなと感じていたのが、経済学者の高橋 洋一さんです。

「国の借金は1000兆円。国民一人あたり800万円以上」という途方もない金額がたびたびニュースになることがありましたが、これにはなんとなく違和感を感じていました。

これだけの金額の借金がありながら、なんで日本は、平穏なのだろうかと。この国の借金問題は間違っていると指摘していたのが、コメンテーターとしてテレビに出演していた高橋 洋一さんでした。

そんな高橋 洋一さんが会計を全然知らない人にもわかるように書いた入門書が「世の中の真実がわかる! 明解会計学入門」です。

これを見つけた時、あの高橋 洋一さんの著書ならきっとわかりやすいしおもしろいだろうと思い購入しました。

私は日商簿記の3級を取得するために本を買って勉強したのですが、「Aというケースは○○○○○という勘定科目を使ってこうやって仕訳する」「BというケースはXXXXXという勘定科目を使ってこうやって仕訳する」というようなことを、暗記するような感じで勉強しました。

全体像がよくわからないまま細部をみているような感覚がして、資格自体は取得できたものの「本当に理解できたのか?」と言われると「正直よくわからない。ぴんとこない。」というのが本音でした。

だからこそ、わかりやすい入門書レベルの本でちゃんと理解したかったのです。

 

この本で学んだこと

この本では、会計の知識がない人でもわかるように、会計の細かな仕組みは説明せず、会計の原理原則に焦点をあてて説明しています。

具体的には、決算書である「貸借対照表」と「損益計算書」から、その会社の経営状況を読み解く方法を知ることができます。

 

貸借対照表とは

貸借対照表とは、決算時点の会社の状態(資産がいくら、負債がいくら、純資産(資産-負債)がいくらあるか)をあらわしたものです。

貸借対照表からは、会社がどうやって資金を調達し、その資金をどのように使って会社を経営していこうとしているのかがわかります。

損益計算書とは

損益計算書とは、1年間のお金の出入り(費用がいくら、売上がいくらなど)の結果から、どれだけ利益がでたのかをあらわしたものです。

また、株式公開している企業であれば、事業別の損益計算書も開示されているため、その会社のどの事業がうまくいっていて、どの事業がうまくいっていないのかも把握できます。

 

数字はウソをつかない

数字はウソをつきません。誰かの主観や偏見などでゆがめられることなく、客観的な情報を与えてくれます。

この数字を理解する力を身につけるだけで、今までと違った視点で真実を見極めることができるようになります。

 

まとめ

この本は、会計についてとてもわかりやすく説明してあるため、会計の知識が全くない人にもオススメです。

また、私のように少し勉強して知識はあるものの、決算書をどのようにしてみたらいいかわからない人も読むべきです。頭の中に断片的に入っていた会計の知識がわかりやすく整理されていく感覚を味わえました。

この本では、「会計学は社会人に必須のリテラシー」と冒頭で書かれていましたが、読んでみるとそれを実感することができます。

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